内山ふみの日々  ヴァイオリンと一緒に

ヴァイオリニスト、二児の母の日々。

2018年 大晦日☆


こんばんは。

2018年は、ついに一度もブログを更新できずに大晦日を迎えてしまいました。
一年を振り返ると、書きたいことが溢れてきてます。少し長くなりそうですが、2018年を振り返らせてください。

二人の育児生活は、とても慌ただしい日々でした。兄弟別々の保育園に通った今年度は、毎日二箇所へ送迎、1日3回の洗濯、大人用と子供用の食事作りと離乳食作り、怪獣2人と嵐のような入浴、2人を寝かしつけてから主人が帰宅し夕食、翌日の準備、そして練習…そんな余白の無い毎日でした。
でも、今年は癒しのある年でした。
それは、いつもお世話になっているお仕事での尊敬する先輩であり、大切な仲間であり、プライベートでは心友でいてくれる方々との語らいでした。その集まりは、子供のこと、夫婦のこと、音楽のこと、どんなこともありのままに話せる大切な時間になりました。そしてそこでは、こんな私が編み物を習い、息子2人にマフラーを編むことができました。編み物を始めると、どこにも隙間の無かった生活に楽しみが生まれ、不思議と穏やかに心を保つことができました。また久しぶりに新しく何かを始めたことで、新たな経験とはどんなに楽しくて、またどんなに思い通りにはできないことかを思い出しました。すぐには理解出来なかったり、分かっていても何度も間違えて、でも何だか楽しくて仕方がない、そんな不器用な自分の姿が、ふと日々の子供達と重なりました。
大人にとっては当たり前にできる日常生活の些細な事も、子供にとっては一つ一つが新たな挑戦で、楽しみで、でも失敗して、ようやく出来るようになってくるのに、つい毎日の生活をスムーズにしたいばかりに時間にとらわれて、早くことを運ばせたい、私は気づけばそればかりでした。
子供達の心に寄り添って過ごすことで日常の焦りは消え、日々は何も変わらないのに心を少し楽に保つことができました。

今年、長男は5歳になりました。悪い素ぶりも増えましたが、日々沢山の葛藤をしながら、甘えたい気持ちもある中で弟を想い、時にはママのことも助けてくれる優しいお兄ちゃんに成長しています。次男はあっと言う間に1歳半を過ぎ、外を走り回り、ボールを蹴り、いつも兄の後を追いかける、パワー漲る怖いもの知らずのお兄ちゃんっ子になりました。家にいればずっとくっついている二人、遊んでいると思えば喧嘩をしていたり、泣いていると思えば笑っていたり、毎日が本当に賑やかです。
往復4時間をかけて職場に通勤する主人、どんなに疲れていても、どんな話でも聞いてくれてありがとう。主人のポジティブで明るい思考に、どれだけ助けられたか分かりません。
そして我が家の男子達の強烈なエネルギーを受け止めて、いつも手伝ってくれてる両親にも心から感謝です。

2人の男児を抱えながらの演奏活動は、自分が想像していたよりはるかに厳しいものでしたが、生きた音楽の中でしか味わうことのできない感覚は、やはり自分の人生においてかけがえの無いものでした。そして、この先も音楽と共に生きていけるよう、どんな状況でも技術や耳を鍛錬し続けていかなくてはといけないと強く思わされました。
今年もミュージカルやオーケストラをはじめ沢山の演奏の機会に恵まれ、本当に感謝しかありません。
お世話になった全ての皆さま、本当にありがとうございました。
来年は、大好きなミュージカルの演目が控えています。地方や本場ウィーンでも観劇をした憧れの作品です。キャストの方々も素晴らしい方々ばかりで、今から楽しみでなりません。長い期間ですので、体調管理をしてしっかりと務めたいと思います。


来年もまた、実り多き一年になりますように日々精進していきたいと思いますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。
それでは皆様、良いお年をお迎えください☆